彼と出掛けた日のことを書こうとするとどうも下手くそで、どうしても稚拙で、どうしようもなく淡白で愛のある文章になってしまう。初めて原稿用紙を渡され体育大会の感想文を書いた小2の頃の作文みたいに、頭から尻尾まで1つ残らず楽しかった日のことを書き…
彼の人生に爪痕を残したい。子孫は残せなくてもいいから少しでも爪痕を残したい。 例えば彼がタピオカを私の知らない女と飲んだとき、「タピオカ飲んだことある?」と聞かれて「あるよ」って答えるまでの間に高2の秋に私と映画に行った日の抹茶黒糖タピオカ…
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